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弁護士法人 名古屋総合法律事務所
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vol.42 本号の内容
- 会社法人番号
- 編集後記
■会社法人番号
不動産登記令等の改正に伴い、平成27年11月2日から、法人が申請人となる不動産登記の申請において、「資格証明情報」の提供が不要になり、代わりに、原則として申請情報に「会社法人等番号」の記載が必要となります。
資格証明情報が提供不要になります!
これまで、不動産登記等の申請をする場合に、申請人が法人であるときは、当該法人の「代表者の資格を証する情報」(以下「資格証明情報」という。)を提供する必要がありました。具体的には、3カ月以内の代表者事項証明書を添付していました。
しかし、平成27年11月2日以後受付分の申請については、当該法人の資格証明情報の提供に代え、原則として、申請情報に会社法人等番号を記録又は記載することとなります。(ただし、代表者の資格を確認することができる「作成後1か月以内の登記事項証明書」を提供する場合には、会社法人等番号の記録又は記載は不要となります。)
会社法人等番号とは
特定の会社、外国会社その他の商人を識別するための番号として会社法人等番号が登記簿(支店の登記簿を除く。)に記録され、登記事項証明書の枠内に会社法人等番号が表示されます。
会社法人等番号は、12桁の数字です。
社会保障・税番号制度(マイナンバー制度)により会社法その他の法令の規定に基づき設立の登記をした法人に指定される法人番号(13桁)は、登記簿に記録された会社法人等番号(12桁)の前に1桁の数字を付したものです。
資格証明情報の省略の取扱いの廃止
これまで、法人が不動産登記等の申請人となる場合に、申請をする登記所とその商業・法人登記の事務を取り扱う登記所が同一である場合などの一定の場合には、資格証明情報の提供を省略することができましたが、この資格証明情報の省略の取扱いは、上記の改正に伴い、平成27年10月30日をもって廃止されました。
住所証明情報も提供不要になります!
不動産登記令等の改正に伴い、平成27年11月2日から、法人が所有権の登記名義人となる場合や、法人の住所変更登記の場合に、申請情報に「会社法人等番号」の記載をすることにより、当該法人の「住所証明情報」の提供を省略できます。
これまで、法人が所有権を取得して不動産の登記名義人となる場合や、不動産登記に登記されている法人の住所変更登記を申請する場合には、当該法人の住所を証する情報(以下「住所証明情報」という。)を提供する必要がありました。具体的には、履歴事項全部証明書や現在事項一部証明書を添付していました。
しかし、平成27年11月2日以後受付分の申請については、申請情報に会社法人等番号を記録又は記載することにより、住所証明情報の提供を省略することができます。
なお、法人の住所変更登記を申請する場合について、住所証明情報の提供を省略することができるのは、現在の会社法人等番号で住所変更の登記記録が確認可能なものに限られます。
というのも、平成24年5月20日以前の法人登記においては、組織変更や他の登記所の管轄区域内への本店の移転の登記のたびに、会社法人等番号が変更されていました。そのため、現在の会社法人等番号だけでは以前の住所変更を追いきれない場合には、現在の会社法人等番号の提供に加えて、住所の移転の事項を確認することができる閉鎖登記事項証明書又は閉鎖登記簿謄本を提供する必要があります。
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編集後記
すごしやすい気候になり、先月のシルバーウィークを利用して、家族で富山へ旅行しました。
富山は日本海に臨み、山に囲まれ非常に自然豊かなところです。 食べ物もホタルイカや白エビなど、その地方でしか食べられない海鮮物もあり、昔から行ってみたい場所でした。
名古屋からは車で(混雑していなければ)3時間で着き、プチ旅行するにはいいところです。
そして、そんな見どころいっぱいの富山ですが、今回の最大の目的地は、、、 立山黒部アルペンルート!!!
立山黒部アルペンルートは富山の立山駅から長野の扇沢駅までのルートのことをさします。 そのルートには、立山連峰、高原の室堂、黒部ダム、など数多くの大自然が広がっております。
一番人気のルートは立山駅から扇沢駅まで通り抜けるルートですが、車で行くと、通り抜けた後に車を配車する必要があり、大変費用がかかります。 (かといって、電車で行くと、本数も限られており、時間がかなりかかります。)
なので、扇沢駅から黒部平を往復するルートと立山駅から大観峰を往復するルートという風に2回に分けて制覇を目指しました。 今年の8月には扇沢駅から黒部平まで往復して、黒部ダムの見学をしました。
毎秒10トンの水が落ちる姿にただただ圧倒されしばらく見とれていました。
そして、今回制覇に向けて立山駅付近の山荘に前入りして宿泊し、翌朝6時から向かいました。 9月の下旬はまだまだ名古屋は熱く、半袖で過ごしていたのですが、さすが富山! 平地なのに長袖が必要でした。
まず、立山駅からケーブルカーと高原バスを使って室堂まで一気に目指します。 シルバーウィークということもあり、早朝から切符を求めてかなりの人が集まっておりました。
駐車場もすでに満車の箇所が多く、第9駐車場という約1キロも離れたところにようやく駐車できる状況でした。 切符は当日券はすでに、午前6時現在で2時間後のケーブルカーの切符しか取れない状況でした。
しかし、今回は0歳児も連れて行っておりましたので、その辺は入念に調べ、少し高くなりますが、立山パノラマバスを予約して立山駅から室堂まで行きました。 360度見渡せるバスで、なおかつ座席にも座れ、大変満足しました。
そして、室堂についてからそのまま立山トンネルトロリーバスで大観峰駅まで行きました。
大観峰駅は、駅自体が断崖絶壁あり、屋上展望台以外では外に出ることはできませんが、黒部湖や立山連峰、立山などが一望できます。 乗換の待ち時間の間、持参したビニールシートを引いて山と湖を眺めていました。
さて、少し長くなりそうなので、続きは次回の編集後記で! お楽しみしてください。