VOL.31 本号の内容
- マイナンバー制度について
- 編集後記
■マイナンバー制度の対応準備はできてますか?
来年1月からマイナンバー(社会保障・税番号)制度がスタートします。
それに先立ち本年10月から個人番号(マイナンバー)の通知が行われます。
新聞やCMなどでよく聞くこのマイナンバー制度ですが、皆様(経営者や総務経理担当者の方)にはどの様な準備が必要でしょうか。
この点について一般社団法人日本経済団体連合会から「マイナンバー制度への対応準備のお願い」(平成27年3月9日)が公表されております。
その中で「主な準備事項」として下記事項が掲載されております(以下抜粋)
1.対象業務の洗い出し
(1)マイナンバーの記載が必要な書類の確認
- 給与所得の源泉徴収票、支払調書等の税務関係書類
- 健康保険・厚生年金保険、雇用保険関係書類
(2)マイナンバー収集対象者の洗い出し
- 従業員等(従業員に加えて、役員やパート、アルバイトを含む)とその扶養家族
- 報酬(講師謝礼、出演料等)の支払先
- 不動産使用料の支払先
- 配当等の支払先 等
2.対処方針の検討
- 組織体制の整備
- 社内規程の見直し
- 担当部門・担当者の明確化等
- 身元(実在)確認・番号確認方法に係る検討、明確化等
- 物理的安全管理措置の検討(区域管理、漏えい防止等)
- 収集スケジュールの策定
3.マイナンバー収集対象者への周知
- 収集までのスケジュールの提示(収集開始時期等の確定)
- 教育・研修
- 利用目的の確定・提示
4.関連システムの改修(自社にてシステム構築を行っている場合)
- 人事給与システム
- 健康保険組合システム
皆さまは上記を参考にマイナンバーの取得・管理手続きを進める必要があります。
上記手続きを理解し、本制度が開始する前にマイナンバーの取得・管理方法について事前準備をしっかりしておきましょう。
名古屋総合リーガルグループは「法務・税務・登記」相談のプロフェッショナルとして、中小・中堅企業の皆さまのお役に立ちたいと考えています。
そのためには、まず経営者・税務担当者が自らの会社の状況をきちんと把握できる体制を作ることが大切です。
そして皆さまと一緒に会社の状況を十分に把握・検討し、法務・税務・登記の立場から全面的にご支援させていただきます。
法的リスクや税務署を恐れることなく次の展開ができる体制作り、事業計画作りができるようお手伝いいたします。
また、経営者の方がリタイアを考えられた際、中小・中堅企業では余裕を持った形でのリタイアは難しいのが実状です。
事業を承継する、あるいはリタイアするに際しても、将来の展望が開ける形を作り出せるよう、できる限りのサポートをいたします。
当事務所のご相談受付はこちらです。お気軽にお問合せ下さい。
⇒ ご相談のご予約 052-231-2601
または、メールフォームからお願いいたします。
弁護士法人名古屋総合法律事務所および税理士法人名古屋総合パートナーズはともに経営革新等支援機関に認定されています。
名古屋総合リーガルグループでは、中小・中堅企業の実情も十分考慮した上で、企業が抱える労務問題、取引先や顧客からのクレーム・トラブル、著作権侵害などのリスクから会社を守る方法を提案しています。
残業代やセクハラ、解雇やうつ病などの労務問題に頭を抱えていらっしゃる経営者様も多いと思います。
多くの問題は、法律の知識をもって対策をしておくことで未然に予防することができます。
顧問契約等の制度を利用していただければ、わざわざ来所していただかなくても電話やメールで気軽に相談していただくことができます。
ぜひ下記からお気軽にご連絡下さい。
▼法人様向けホームページはこちら
https://www.nagoyasogo-kigyo.com/
▼私たちが企業法務で選ばれる理由
https://www.nagoyasogo-kigyo.com/reason/
▼顧問契約をお考えの方はこちら
https://www.nagoyasogo-kigyo.com/general-counsel/
編集後記
桜が咲いたかと思えば、寒の戻りの春の嵐。季節の変わり目の寒暖の差に、寝具を取り替えたりマフラーを巻きなおしたりと、毎度のことながら振り回されております。
通勤の道中でも、くしゃみをされている方をよくお見かけしますが、皆さまは息災でお過ごしでしょうか。
先日名古屋駅の駅前を歩いておりましたら、偶然おもしろいノボリを発見いたしました。
「愚痴聞き地蔵尊」
大通りの脇道にそれはありました。桂芳院というお寺さんのようです。
この寺院に鎮座しますお地蔵さまが、浮世の憤懣遣る方無い思いをとくと聞き届けて下さるそうです。
大都会の真ん中で幾年月、どれほどのお悩みをお地蔵さまは受け止めてこられたのでしょうか。誠にありがたい慈しみの心でございます。
私のような苦労知らずの若輩者の話にまでお耳を拝借しますのはいささか恐れ多いものですから、訪ねるのはまたの機会に委ねようと、その日は通り過ぎてしまいました。
皆さまにおかれましてはご健勝のことと存じますが、愚痴をこぼしたくなることも時にはあるものかと思います。そんな折には訪れてみてはいかがでしょうか。