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2020年01月15日
厚生労働省は平成31年「就労条件総合調査」の結果を公表しました。
この調査は労働時間制度、賃金制度等について総合的に調査し、我が国の民間企業における就労条件の現状を明らかにすることを目的として毎年行われているもので、今回公表された結果は、平成31年1月1日現在の状況について調査されたものです。
これによると、年間の年次有給休暇の平均取得率は52.4%で、前年に比べて1.3ポイント上昇しています。有給休暇取得率を企業規模別にみるとどうでしょうか。
「1,000人以上」が58.6%、「300~999人」が49.8%、「100~299人」が49.4%、「30~99人」が47.2%となっており、規模により最大10ポイント近くの差がみられ、大企業ほど取得率が高いことを示しています。
本調査は平成30年の1年間の状況について調査を行ったものですので、本年4月に施行された改正労働基準法による年次有給休暇年5日取得義務化前についての調査になります。
次に、週休制の形態(一週間に何日の所定休日を定めているか)をみると、「完全週休二日制」が適用されている企業割合は44.3%となっています。
企業規模別では「1,000人以上」が63.6%に対し「30~99人」の規模では40.3%との結果であり、こちらも大企業ほど完全週休二日制の採用割合が高い結果となっています。
さらに、年間休日総数については、1企業平均は108.9日、労働者1人平均114.7日となっていますが、これについても大企業ほど多く、小規模企業ほど少なくなるという傾向は変わりません。
これらの調査結果から、大企業ほど年間休日が多く、週休二日制が浸透し、有給休暇の取得率も高いという結果となります。
本年4月から、働き方改革法に伴う年次有給休暇年5日取得義務化が適用されています。
有給休暇取得率の低さについては以前から問題となっていましたが、法律の規制がかかったことで、中小企業でも取得率向上に向けた取組みが本格的に実施されているところでしょう。来年の調査結果に注目したいところです。
上記の調査結果の通り、中小企業ではそもそも休みが少ないという実態があります。それにはそれなりの理由があるのでしょう。さらに現在、働き方改革による大企業の残業時間削減のしわ寄せが中小企業に及んでいるという問題も指摘されています。
上これを受け、厚生労働省は「しわ寄せ防止特設サイト(下記リンク参照)」を設けています。
https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/roudoukijun/jikan/shiwayoseboushi/
このサイトは、大企業が長時間労働削減の取り組みを推進することで、その下請、孫請事業者等にあたる中小零細企業者に「しわ寄せ」を生じさせている恐れがあり、これを防止するために設けられた、厚生労働省の特設サイトです。
大企業がいわゆる「働き方改革」を強力に推進するあまり、中小零細企業労働者の労働環境改善の機会を奪うことがあってはなりません。
中小零細企業にとっては、有給休暇取得義務化をはじめとする法改正への対応が困難であることは想像に難くないところです。しかし、急速に拡大するHRテックの活用等で業務の効率化をはかることもまた、重要な課題であります。
今後、労働力確保がますます困難となっていく中、根本的な問題への対応を検討しつつ、企業として労働環境の向上に向け、着実に取り組んでいきたいところです。
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残業代やセクハラ、解雇やうつ病などの労務問題に頭を抱えていらっしゃる経営者様も多いと思います。
多くの問題は、法律の知識をもって対策をしておくことで未然に予防することができます。
顧問契約等の制度を利用していただければ、わざわざ来所していただかなくても電話やメールで気軽に相談していただくことができます。
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みなさまこんにちは。2019年は大変お世話になりました。2020年もどうぞよろしくお願いいたします。
2020年の東京オリンピックが決まった頃はまだ先のように思いましたが、気がついたらもうすぐそこですね。
「東京オリンピックまでに目標を達成しよう」、「東京オリンピックの後に家を買おう」「東京オリンピックの前に選挙があるのではないか」など、少し先の未来を考える際の目印になっていたように思います。
おかげで短期の目標に目を向けられた気がします。平成が令和になったことも、ひとつの節目を迎えて、過去との時間を区切って考えを新たにできたような気がします。
私は2020年は「周りの人を輝かせる、楽しませる」ために自分にできることは何か、考えて、積極的に一歩踏み出すように行動していきたいと思っています。
今までは受け身でいたり、声をかけてもらうのを待っていました。積極的に行動するにしても自分のことが中心にあったように思います。
自分も周りの人もワクワクするようなことを考えてみたいと思います。
笑顔で挨拶するなどもちょっとしたことですが、うれしくなるものかと思います。忘れないようにしたいと思います。